活用方法

1.運搬時の鮮度を保持する〈鮮度一番〉

野菜・果物の劣化要因である〈収穫後も続く呼吸による水分蒸散と栄養分の分解〉・〈エチレンガスの発生〉・〈腐敗原因菌の増殖〉を〈鮮度一番〉は、ハイレベルで抑制します。
しかも、流通時の段ボール箱に〈鮮度一番〉を入れるだけという簡単でローコストな方法。収穫後の野菜・果物は、一定の二酸化炭素濃度を超えると細胞がスリープ状態になります。
その結果、呼吸が抑えられ、水分の蒸散と栄養分の分解が抑制され、〈みずみずしさ〉・〈旨味〉・〈栄養分〉を長期にわたり維持します。
一般的に周知されている、劣化・腐敗を早めるエチレンガスの発生に対しては、二酸化炭素が段ボール箱内に充満することで、比重が軽いエチレンガスは段ボール箱から追い出されるため、影響を及ぼすことが劇的に抑えられます。
さらに、二酸化炭素は酸素より比重が重いため、酸素を追い出すことで、野菜・果物の酸化を遅らせるとともに、酸素が不可欠な腐敗原因菌の増殖を抑え、腐敗やカビの発生を劇的に抑制します。

2.肉・魚介類の鮮度を保持する〈鮮度一番〉

野菜・果物・肉・魚介類のすべてにおいて、腐敗原因菌の増殖を抑え、劣化を遅らせることにより〈みずみずしさ〉・〈美味しさ〉を保ちます。 腐敗原因菌の増殖には酸素が不可欠。 〈鮮度一番〉は、その酸素を追い払うことで、生鮮食品の品質をハイレベルで維持します。
〈鮮度一番〉が発生させる二酸化炭素は、比重が重いため簡単な方法で、野菜・果物・肉・魚介類のまわりに充満させ、酸素を追い払うことが可能です。 段ボール箱に保存する場合は、箱内に入れるだけ。 冷蔵庫などでは、タッパーなどに一緒に入れることも可能。 スーパーでは、店頭のショーケースに入れるだけでも効果を発揮します。
スーパーや飲食店で、廃棄ロスを減らすことは利益率アップに直結します。 また、運搬過程で劣化を遅らせ、店舗でさらに劣化を遅らせることにより、理想的な品質で消費者に届けることになるため、差別化につながり、しいては、リピート率アップに大きく貢献します。

3.植物の生長を促す〈鮮度一番〉

植物は、光合成によって成長します。 光合成に必要なものは、〈光〉・〈水〉・〈二酸化炭素( 炭酸ガス)〉。
〈鮮度一番〉の活用方法として、野菜・果物の栽培過程において、二酸化炭素濃度を上げることで、成長を著しく早める効果があります。 さらに、収穫後の日持ちがよくなり、旨味が増します。
特に果実の場合は、色ツヤがよくなり肥大化に大きな効果があります。
空気中に含まれる二酸化炭素の割合は、わずか0 . 0 3%。 この二酸化炭素濃度を上げることで、植物の生長を促すことは、一般的に知られています。 これまでの農業では、二酸化炭素濃度を上げるために主に5つの方法がとられてきました。
1.炭化水素燃料を燃やす
2.高圧ボンベの液化炭酸ガスを使う
3.ドライアイスを使う
4.発酵させる
5.有機物を腐らせる
といったものです。
しかし、方法によっては、経費が問題になったり、植物にとって有害な一酸化炭素やバクテリア・病害虫を発生させるリスクをともなう場合もあります。
その点、〈鮮度一番〉は、手軽さとコスト面においても、他の追随をゆるさない躍進的な効果をもたらします。